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第48回日本バイオマテリアル学会大会

大会長挨拶

第48回日本バイオマテリアル
学会大会
大会長 中野 貴由

大阪大学 大学院工学研究科
材料機能化プロセス工学講座
生体材料学領域

 第48回日本バイオマテリアル学会大会は、2026年11月9日(月)~10日(火)の2日間にわたり、神戸国際会議場にて開催いたします。港町として国際性と先進性を兼ね備え、医療産業都市としても発展を続ける神戸の地で本大会を開催できますことを、大変意義深く感じております。

 日本バイオマテリアル学会は、1978年の設立以来、生体で利活用される材料およびその応用に関する科学・技術の発展を目的として活動を続けてまいりました。現在では、アカデミアや企業の研究者、規制当局、さらには臨床医師・歯科医師を含む約1,600名の会員を擁し、学際的な連携のもとで本分野の発展に寄与しております。これらの成果は、我が国が世界に誇る医療イノベーションとして、医療機器をはじめとする多様な形で臨床応用へと結実して参りました。

 本大会のテーマは、「バイオマテリアル イノベーション ~『知』の未来実装~」と致しました。「使われてこそ“バイオマテリアル”」という理念のもと、バイオマテリアルにより高度で精密な機能性が求められる現在、これまでの研究の蓄積を再評価しつつ、未来に向かってのさらなる基礎知見の獲得と社会実装を見据えた新たなイノベーション創出は喫緊の課題です。

 本大会では、多くの人々の救命や生活の質(QOL)の維持・向上に貢献するバイオマテリアル研究・開発に焦点を当て、最先端の成果を発信する場を提供いたします。理工学・生命科学分野の研究者に加え、臨床家、さらには医薬品・医療機器・再生医療などの産業界の皆様にとっても、刺激的で魅力あるプログラムを企画しております。

 最先端の科学技術や計測手法を駆使し、生体組織やその機構への理解をさらに深化させるとともに、マテリアルとの相互作用を解明し、それらを自在に制御する新たな技術の創出が不可欠です。バイオマテリアルに関わる研究者・技術者・臨床家による絶え間ない「知」の探求が、より高次の実装へとつながることを確信しております。

 神戸という開かれた交流の地において、活発な議論と新たな連携が生まれることを心より期待し、多くの皆様のご参加をお待ち申し上げます。