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日本歯科医療管理学会第65回総会・学術大会

大会長挨拶

第65回日本歯科医療管理学会総会・学術大会 

大会長 越智 守生 
(北海道医療大学歯学部 クラウンブリッジ・インプラント補綴学分野 教授)


 まずは、大会長挨拶に先立ちまして、1月1日に発生した石川県能登地方を震源とする大規模な地震により、お亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災されました皆様に心からお見舞いを申し上げます。合わせて、被災者の救済と被災地の支援のためにご尽力されている方々に深く敬意を表します。
 このたび、第65回日本歯科医療管理学術大会の大会長を拝命いたしました。歴史ある本学術大会に携わらせていただけることを身に余る光栄と存じ、心より感謝を申し上げます。本大会は、2024年7月13日、14日の2日間にわたり、共済ホール(札幌市中央区北4条西1丁目)において開催させていただく予定です。現在、北海道会員ワンチームで、滞りなく皆様をお迎えできるよう、鋭意準備を進めているところでございます。微力ではございますが、重責を果たすべく精一杯努力して参る所存ですので、皆様のご指導、ご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
 この10年、日本は数多くの問題に直面してきました。東日本大震災、所得格差の拡大、少子高齢化問題、そしてCOVID-19パンデミックなど、次々と噴出する難局に立ち向かってきました。能登半島地震、羽田空港事故から始まった2024年、世界各地で戦争が行われているような将来予測の難しい今だからこそ、私たちはコロナ禍以前の時代に戻るのではなく、さらに進歩し、発展した時代を形成することが重要になるでしょう。それは私たちが従事する歯科医療の場においても同様と思います。日本の超高齢社会において、健康寿命の維持には歯科医療が重要な役割を果たすことはいうまでもありません。普遍の原則を堅持しながらも、常にその時代に即した新たな医療を追究していくことが非常に重要だと思われます。
 そのような思いから、本大会のメインテーマは「歯科医療管理学を北海道で究めるそして極める」といたしました。特別講演、シンポジウム、認定医研修会等の企画講演、口頭発表、ポスター発表、等の一般講演を、例年同様に準備しております。新たな時代に、より進化していく医療管理学について、皆様で考えていただける大会になれば誠にうれしく存じます。
 また、7月の北海道は、新鮮な海の幸にベストタイミングで出会うことができるものと思います。そして。ジンギスカンと生ビールを味わう時間も格別です。学会会場では十分ディスカッションができなかった残りの部分を、また別の席でお話しください。本学術大会が、実り多く、有意義となり、かつ思い出に残る大会になれば幸いです。多数の皆様のご参加のお申込みを心よりお待ちしております。