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第42回日本接着歯学会学術大会

大会長挨拶

第42回日本接着歯学会学術大会大会長
「臨床から基礎研究へ!基礎研究から臨床応用へ!!~collaboration between the basic research and clinical application!~」

二瓶 智太郎
(神奈川歯科大学歯学部臨床科学系歯科診療支援学講座クリニカル・バイオマテリアル学分野 教授・神奈川歯科大学附属病院先進歯科治療センターデジタル歯科診療科 教授)

 この度、第42回日本接着歯学会学術大会を、令和5年9月30日(土)~10月1日(日)でタワーホール船堀にて開催させていただく運びになりました。
 まだまだコロナ禍の影響はありますが、感染拡大防止を万全の体制にして対面での学術大会開催の予定としていますので、奮ってご参加くださいますよう宜しくお願い申し上げます。
 本大会のメインテーマは、「臨床から基礎研究へ!基礎研究から臨床応用へ!!~collaboration between the basic research and clinical application!~」とさせていただきました。基礎的な研究ベースで臨床が成り立っていることもありますし、臨床的な背景から基礎研究に取り組むことも多々あり、まさにコラボレーションすることで、さらに歯科医療の発展に繋がっていくことを望んでいます。
 歯科医療は材料なくしては成り立たないことは周知の如くですが、いくら良い材料、患者様に合った材料であったとしても歯質との一体化を図れなければ宝の持ち腐れになってしまいます。現在は、歯質に調和した色調をもつ様々な材料があり、患者様により還元できる時代となっていますが、やはり「接着」が肝になります。
 今回の学術大会では、特別講演として関東学院大学材料・表面工学研究所 高井 治所長に「薄膜・表面工学分野における異種材料の接着」と工業界における接着に関するとても興味あるご講演をお願いするとともに、大会校と学術委員会との共催でシンポジウムを2つに分けて、本学会らしく少しマニアックな内容の企画を立てています。また、口頭発表、ポスター発表、企業展示、ランチョンセミナー、懇親会の場を設けて、コロナ禍前の学術大会に少しでも戻したいと思います。賛助企業の皆様方におかれましても特色ある商品の展示やご紹介など、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。現在、大橋 桂準備委員長を中心に、片山裕太準備委員、中村圭佑準備委員とともに大会準備を進めております。
 最後に、学術大会は研究成果の発表の場でもあり、知識、情報の収集の場でもあります。多くの皆様にご参加していただき、face to faceでのディスカッションができることを楽しみにしております。
 何卒宜しくお願い申し上げます。