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第34回日本レーザー歯学会総会・学術大会

大会長挨拶

  第34回日本レーザー歯学会
総会・学術大会

大会長 青木 章
(東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 歯周病学分野 歯周光線治療学担当 教授)


謹啓
 この度,「光線がもたらす最新歯科治療とその生物学的効果」というテーマで,20221126()27()の会期にて,東京医科歯科大学におきまして第34回日本レーザー歯学会総会・学術大会を開催させていただくことになりました.
 近年,レーザーやLEDをはじめとする光学機器が,歯科臨床において診断や治療に様々に応用されるようになり,保存修復,歯内治療,歯周治療,口腔外科,補綴,インプラント,審美歯科,および予防歯科等の各領域で,現在,「光線」の応用は欠かせないものとなっております.
 本大会では,近年の歯科における「光線」応用の現状とその背景についてご紹介するため,「細胞・組織に対する光線の生物学的効果」をテーマとする基礎分野のシンポジウムと,「最新の光線歯科治療」をテーマとする臨床分野のシンポジウムを開催し,第一線でご活躍中の研究者および臨床家の先生方に,各種のレーザーやLEDなどの光学機器を用いた基礎研究や臨床応用において,最新のエビデンスに基づいた発表と討論を行っていただきます.また,オンライン特別講演として,世界的に著名なドイツのゲーテ大学フランクフルト校のFrank Schwarz教授,およびスイスのベルン大学のAnton Sculean 教授にも,レーザーの歯周治療やインプラント周囲炎治療への応用に関するご講演をいただきます.
 このほか,日本歯科医学会会長講演,日本レーザー歯学会理事長講演,安全講習会,認定講習会,倫理講習会,企業共催セミナーなど,多数の演題を用意し,一般演題のポスター発表と討論に加えて,新たに口演での症例発表も企画いたしました.
 会場となります東京医科歯科大学のMDタワー鈴木章夫記念講堂は,JR中央・総武線,東京メトロ丸ノ内・千代田線の各駅より徒歩1~5分のところにあり,東京都内はもちろん,地方主要都市からもアクセスしやすい好立地にございます.
 私達はこの2日間を,これまでレーザー歯学に多大な貢献をされた先達の先生方,現学会員の方々,および関連企業の皆様とともに,歯科医療における「光線」応用の最新の現状とその効果を理解し,今後の光線治療の臨床・研究・教育の発展につなげる機会にしたいと考えております.
 これまで,皆様に楽しんでご参加いただける大会とすべく,誠心誠意準備を進めてまいりましたので,多くの皆様のご参加をお待ち申し上げます.なお,今回は新型コロナウイルス感染症蔓延のため,大学の規定により現地開催には多くの制約があり,皆様には多々ご不便をおかけすることがあるかと存じますが,ご理解とご支援をお願い申し上げ,格別のご高配を賜りますれば幸甚に存じます.

謹白